マサロが手がけるシャネルのシューズ
は、靴型の制作からアッパーをソールに縫い付ける作業まで、すべての工程が手作業で行われ、エレガンスと快適さを追求してきました。1957年、ガブリエル シャネルの象徴的なバイカラー シューズの誕生からスタートしたシャネルとマサロのコラボレーションは、すべてのショーを経て現在に至るまで続いています。マサロは2002年にシャネルのメティエダールに加わりました。
常に新たなシェイプや素材を追求し、熟練した技術で形にする靴のアトリエ、メゾン マサロ。マドモアゼル シャネルが1957年にデザインしたアイコニックなバイカラー シューズの製作を担い、2002年にメティエダールに加わった。
現在の当主レイモン•マサロの親類がパリで創業。ウインザー公爵夫人、マレーネ・ディートリッヒなど数々の女性セレブを魅了してきました
靴づくりのテクニックはもとより、顧客が持つ課題やニーズを明らかにし、最適な素材を組み合わせて靴に反映させるのも技術の一部である。シャネルがマサロに靴づくりをはじめて依頼したのは1957年
フランスの靴職人レイモン・マサロ(Raymond Massaro)が4月8日、90歳で亡くなった。数々のクチュールメゾンはもちろん、カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)とも数十年にわたり仕事をしてきた名工だった。
50年代にはマダム・グレ(Madame Grès)のためにバレエシューズを作り、サイクリストのレーシングシューズに着想を得てバックをゴムにしたモデルを考案したところ、ブリジット・バルドーが着用して大きな話題を呼びました
他にも「ティエリー・ミュグレー(Thierry Mugler)」、「アズディン・アライア(Azzedine Alaïa)」、「ジョン・ガリアーノ(John Galliano)」など名だたるメゾンに靴を提供しています
ガブリエル シャネルは、つま先にブラックのレザーをあしらったバイカラー シューズをデザイン。ベージュのレザーが脚を長く見せ、ブラックのつま先が足を小さく見せます。靴専門のアトリエ、マサロがかかと部分に採用した伸縮するストラップによって履き心地が向上し、革命的なデザインとなりました。
「ベージュとブラックは、朝出かけるときから、ランチタイム、カクテルパーティーに出席するまで一日どの場面にもマッチするのです」と1957年に語ったガブリエル シャネル。言葉通り、履き替える手間から女性を解放したこのデザインに、当時最先端の女性たちは夢中になり、“新しい(時代の)シンデレラのガラスの靴”とも称され、あっという間に広まってしまった。
たちまち世界中に知れ渡り、ファンになった女優達は数知れず。カトリーヌ・ドヌーヴ、ロミー・シュナイダー(写真)、ブリジット・バルドー、デルフィーヌ・セイリグ、ジェーン・フォンダ、ジャンヌ モローなどなど。
この発明をカール・ラガーフェルドも継承し、スリングバックシューズから形を変え、いつの時代もずっとバイカラーシューズを提案し続けてきた。その結果、“いつの時代にもあった靴”としてどの時代の人のスタイルにも存在する
熟練の技を継承する工房「マサロ」の技術、吟味された素材、徹底した品質管理により耐久性はもちろんのこと、先端のすり減りを防ぐため丸くなったトゥや、伸縮性をもたせることで快適かつ切れにくくしたストラップなどなど、長く履き続けられるテクニックが満載。
100年たってもエレガント
古びないデザイン性は、「シャネル」スタイルそのもの。20世紀初頭のガブリエル本人のコーディネートも、1950年代のロミー・シュナイダーのドレス姿も、1980年代のシャネルスーツも、そのまま今着ても街を歩ける。それは時代の雰囲気やトレンドを取り込みつつも、普遍的なエレガンスが全体を包んでいる
ドレスにも映える美しくエレガントな靴
カジュアルな素材のデニムでもバイカラーの靴はエレガント
https://ja.runwaymagazines.com/chanel-2021-2022-metiers-dart/
シャネルのアイコンであるカメリアをアクセントにした靴
アイコンのもう一つはリボン+カメリア
よーく見ると黒でも素材を変えていますね、デザインだけではなく
靴の先は傷つきやすいので…
今回は、デザインのバリエーションの出し方
そしてアイコンを使い続けるデザインの構成力も素晴らしい!
今日は、靴職人マサロについて調べてみました
余りにも画期的だった靴の先に黒を配置してるパンプス
今では当たり前のように見えますが
シャネルはデザイナーでもあり、マーケッティングにも優れていたと言うことです
時代の風をよみ、自分自身がモデルであり
生活する上に置いて改良すべき所を見逃さない洞察力がある
シャネルは努力の人です、そしてシャネルを支えてきた
職人達の卓越した手仕事それを継承し続けている事が素晴らしいのです
だから、シャネルの死後もシャネルは生き続けていて
これからもラグジュアリーブランドとして君臨し続けていくのです
今日も読んでくれてありがとう
感謝